



法事のお返しは、法要に来てくれた人へ当日の帰りに手渡す「引き物」のことで、葬儀の香典返しとは別のものです。金額の目安・品物・掛け紙・渡し方・お寺へのお礼の表書きを、辞書と宗派の公式、業界団体・百貨店の案内をもとにまとめます。当サイトはギフトを販売していないため、特定の商品はすすめません。
この記事でわかること
法事のお返しは、法要に来てくれた人へ当日の帰りに手渡す品物で、「引き物」と呼ばれます。
三越伊勢丹の法事のお返しの案内は、「当日お渡しするのが引き物、忌明け後にお届けするのが香典返し」と2つを分けています(出典:三越伊勢丹「法事のお返し(引き物)のマナー」)。デジタル大辞泉は「志」を、香典返しや法事の引き出物、僧への布施の包みの表に書く語と説明しています(出典:コトバンク「志」)。
| お返しの種類 | 何へのお礼か | 渡す時期 | 渡し方 |
|---|---|---|---|
| 法事の引き物 | 法要に来てくれたこと・法要でいただいた香典やお供え | 法要の当日 | 帰り際に手渡し |
| 香典返し | 葬儀でいただいた香典 | 忌明け後(四十九日のあと)。葬儀の当日に渡す「当日返し」もある | 届ける(郵送・持参) |
| 会葬御礼 | 通夜・葬儀に足を運んでくれたこと | 通夜・葬儀の当日 | 受付や帰り際に手渡し |
香典返しは葬儀でいただいた香典へのお礼で忌明け後に届け、引き物は法要の当日に渡す品物です。
デジタル大辞泉は香典返しを「香典を受けた返礼として品物を贈ること」と説明しています(出典:コトバンク「香典返し」)。葬儀の香典返しをいつ・どう届けるかは、香典返しはいつまでに送る?で詳しく説明しています。
会葬御礼は通夜や葬儀に参列してくれたことへのお礼の品で、法事の引き物とは渡す場面が違います。
高島屋の香典返しの案内は、会葬御礼を「五百円から千円程度」の品としています(出典:高島屋「香典返しの金額相場」)。初七日や四十九日など、葬儀のあとに続く法要の意味は初七日とは?で説明しています。
法事の引き物の金額を全国で調べた公的な統計は無く、目安は出典によって1,000円台から5,000円まで幅があります。
総務省の家計調査の収支項目分類には、香典・香典返し・引出物・布施の単独の項目がありません(出典:総務省統計局「収支項目分類」)。民間の調査にも、法事の引き物だけの金額を調べたものは見つかりませんでした。
| 出典 | 出典の種類 | 何に対する目安か | 書いてある目安 |
|---|---|---|---|
| 葬儀ベストネット | 業者の辞書 | 当日返し(全員に同じ品) | 1,000円から3,000円程度 |
| アソビュー | 生活情報サイト | 法事の引き出物 | 3千円〜5千円(根拠の記載なし) |
| ALSOK | 警備会社のサイト | 法事の引き出物(1人あたり) | 2,000円〜5,000円(根拠の記載なし) |
| 高島屋 | 百貨店 | 葬儀の当日返し | 2千円から3千円程度 |
| 全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連) | 業界団体 | 葬儀の香典返し | 香典の半返し(半額) |
| 高島屋 | 百貨店 | 葬儀の香典返し | 香典の2分の1から3分の1 |
| 三越伊勢丹 | 百貨店 | 四十九日の香典返し | 香典の3分の1〜半額程度 |
出典:コトバンク「当日返し」、アソビュー「法事の服装・お金のガイド」、ALSOK「法事に必要なお金」
表の金額は、どれも各ページに2026年10月13日時点で書かれていた目安で、調査で集めた数字ではありません。法事の引き物そのものの目安は表の上3つで、どれも調査の根拠は書かれていません。1つの金額に決まっているわけではないので、会食の有無や地域の慣習、親族の考えとあわせて決めます。
香典の半額を返す「半返し」は、葬儀の香典返しの目安として書かれたもので、法事の引き物の基準ではありません。
表の下3つは、どれも葬儀の香典返しの割合です。しかも香典返しそのものも、決まりではありません。平凡社の世界大百科事典は、半額程度の香典返しを都市部で一般的としつつ「いまだ行われていない地方も広く」と書いています(出典:コトバンク「香典返し」)。全葬連も香典返しは「必ずしも行わなければならないものではありません」としています(出典:全日本葬祭業協同組合連合会「香典返し」)。
法事の引き物は、香典の額にかかわらず全員に同じ品を渡す形です。三越伊勢丹は、高額の香典をいただいても当日の引き物で済ませることが多いと案内しています(出典:三越伊勢丹「法事のお返し(引き物)のマナー」)。X(旧Twitter)には、香典1万円に4,000円相当のお返しが届いてかえって気を遣ったという投稿もありました。
三越伊勢丹の案内では、高額の香典でも当日の引き物で済ませることが多く、お礼をするなら法要後1週間〜10日です。
当日の引き物は全員同じ品なので、親族から多く包んでもらったときに差を付けるなら、法要が済んでから別に品物を届けます。三越伊勢丹は、その時期を法要後1週間から10日としています(出典:三越伊勢丹「法事のお返し(引き物)のマナー」)。
会食を省く法事の引き物の金額を定めた案内は、確認した宗派の公式と百貨店の案内にはありませんでした。
All Aboutは、法事の香典について食事代と品物を合わせてお返しを考える例を挙げています(出典:All About「法事のマナー」)。決まりは無いので、会食を省くなら、その分を引き物に上乗せするか、折詰や菓子を添えるかを家族で決めることになります。
百貨店の案内が挙げる品は、お茶・菓子・のり・タオルのように使えばなくなる品や日用品が中心です。
高島屋の香典返しの案内は、品物の例としてお茶・洋菓子・のり・タオルを挙げています(出典:高島屋「香典返しのマナー」)。引き物は持ち帰ってもらう品なので、軽さと大きさを気にして選びます。
| 品物 | 向いている点 | 気をつける点 |
|---|---|---|
| お茶・のり | 軽く、日持ちする | 同じ品が続くと余りやすい |
| 焼き菓子 | 家族で分けられ、持ち帰りやすい | 賞味期限と、生菓子の持ち帰りの温度 |
| 調味料・乾物 | 日常で使い切れる | 瓶物は重く、割れやすい |
| タオル・洗剤 | 日用品として使い切れる | かさばり、続くと余りやすい |
| カタログギフト | 相手が好きな品を選べ、薄くて軽い | 選んで申し込む手間が相手に残る |
法事の引き物で避ける品を定めた記載は、確認した宗派8つの公式と辞書にはありませんでした。
決まりがない以上、判断の軸は「当日、相手が無理なく持ち帰れるか」です。重い瓶物、かさばる箱物、冷蔵が必要な食品は、電車で帰る人や遠方から来た人の負担になります。X(旧Twitter)には、法事のお返しのタオルが続いて収納に困るという投稿もありました。紅白の包装や祝い事を思わせる名前の品は、弔事の掛け紙とそぐわないので避けます。
カタログギフトは受け取った人が品を選べる一方、選んで申し込む手間が相手に残る点を考えて決めます。
カタログギフト会社のリンベルが2026年6月にカタログギフトの利用者・検討者100名に行った調査では、香典返しの準備を負担に感じた人が85%、カタログギフトを検討した人が87%でした(出典:PR TIMES「リンベル調査」)。カタログを売る会社の調査で母数も小さく、対象は法事の引き物ではなく香典返しです。X(旧Twitter)には、200ページのカタログから選ぶのが面倒だったという投稿もありました。
法事の引き物は、のしの無い掛け紙に結び切りの水引をかけ、表書きを「志」とするのが百貨店の案内です。
日本大百科全書は「凶事の贈答品には、熨斗をつけないのが本来の形であった」と説明しています(出典:コトバンク「熨斗」)。三越伊勢丹も、法事のお返しには「必ず「のし」のない「かけ紙」を使用しましょう」としています(出典:三越伊勢丹「法事のお返し(引き物)のマナー」)。水引の結び方は、デジタル大辞泉が結び切りを「弔事などの一度きりを願うもの」と説明しています(出典:コトバンク「水引」)。
辞書は弔事の水引を黒白・藍白と書き、百貨店は黒白と黄白、浄土宗の公式は黒白と双銀を挙げています。
デジタル大辞泉は凶事の水引を「黒と白、藍と白など」、世界大百科事典は弔事用に「黒と白,藍と白,黄と白」と書いています(出典:コトバンク「水引」)。浄土宗は弔事には「黒白、双銀などがふさわしく」としています(出典:浄土宗「よくある質問」)。 黄白の水引を使う地域については、出典の書き方がそろっていません。高島屋の案内は年忌法要の引き物を東日本は黒白、西日本は黄白の5本結び切りとし、ただし山陰は黒白としています(出典:高島屋「法事・法要の贈りもの」)。高島屋自身が、この案内は各店の所在地周辺のしきたりを参考にしたものだと断っています。一方、日本大百科全書は凶事の水引を関東・関西「ともに」黒白などとしています(出典:コトバンク「水引」)。「関西は黄白」と言い切れる公的な資料は見つかりませんでした。迷ったら寺院か地元の店に聞きます。
表書きは「志」がどの出典にも出てくる言葉で、ほかに「粗供養」「茶の子」「七七日忌 志」などがあります。
| 表書き | 使う場面 | 出典が書いている地域 |
|---|---|---|
| 志 | 法事の引き物・香典返し | 地域の限定なし(デジタル大辞泉・三越伊勢丹・高島屋) |
| 七七日忌 志/〇〇日志 | 四十九日などの忌日法要の引き物 | 地域の限定なし(三越伊勢丹・高島屋) |
| 粗供養 | 年忌法要・忌日法要の引き物 | 業者の辞書は「特に西日本地区で多く」。出版社の辞書には項目なし |
| 茶の子 | 仏事の供え物・配り物 | デジタル大辞泉は地域なし。三越伊勢丹は「広島など」、高島屋は岐阜を挙げる |
| 満中陰志 | 香典返し(法事の引き物とは別) | デジタル大辞泉は「関西で使う」 |
出典:コトバンク「粗供養」、コトバンク「茶の子」、コトバンク「満中陰志」
地元の慣習が分からないときは、上の出典すべてに載っている「志」を選び、気になる場合は寺院や地元の店に確かめます。
浄土真宗は「御霊前」を使わず、神道とキリスト教は引き物の表書きを定めた公式の記載が見当たりません。
浄土真宗本願寺派は、参列者の金封は「書くなら「御仏前」です」としています(出典:浄土真宗本願寺派「よくある質問」)。真宗大谷派も、亡くなった方を「霊」として祀らないため御霊前は使わないと説明しています(出典:真宗大谷派「葬儀・法事・お墓」)。引き物の表書きについては、どちらの公式にも記載がなく、「志」を使えないとする記述もありませんでした。神社本庁の神葬祭の案内、カトリック中央協議会と日本基督教団のページにも、返礼の表書きの記載は見当たりませんでした。神道やキリスト教の法事では、葬儀を頼んだ神社・教会か葬儀社に確かめます。
三越伊勢丹の案内では、引き物は1家族に1つで構わず、法要当日の帰り際に手渡します。
三越伊勢丹は、四十九日の引き物を「一家族にひとつ で構いません」としています(出典:三越伊勢丹「四十九日の香典返しと引き物」)。会食があれば、その終わりかお見送りのときに手渡すと、荷物を最後まで持たせずに済みます。
三越伊勢丹は引き物を「一家族にひとつ」でよいとしているため、数は出席の返事から世帯の数で数えます。
夫婦や親子でそろって来る家には1つ、一人で来る人には1つです。当サイトでは、当日の参列者が増えたときに備えて、予備を1〜2個用意しておくことをおすすめします。
引き物の注文の締め切りを定めた公式の案内は無く、会食の会場や百貨店など手配先ごとに必要な日数が違います。
曹洞宗は、法事の日取りを遅くとも1か月くらい前までに菩提寺と決めるよう案内しています(出典:曹洞宗「法事」)。日取りが決まったら手配先に品物と掛け紙を相談し、人数が固まった時点で数を確定させます。法事の時期と日取りの決め方は、法事はいつやる?にまとめています。
三越伊勢丹の四十九日の案内では、僧侶にも参列者と同じ引き物を渡すとしています。
三越伊勢丹は四十九日法要の引き物について、僧侶にも同じものを渡すとしています(出典:三越伊勢丹「四十九日の香典返しと引き物」)。一周忌や三回忌で僧侶に引き物を渡すかを書いた案内は、確認した宗派の公式にも百貨店の案内にも見当たりませんでした。
欠席した人へのお返しを定めた公式の案内は無く、引き物と同じ品を法要のあとに届ける形が考えられます。
当日の引き物は来てくれた人へのものなので、欠席した人には同じ品を用意しておき、法要が済んでから届けます。三越伊勢丹が、多くいただいた人へお礼をする時期として挙げる「法要後1週間〜10日」が、届ける時期の目安になります(出典:三越伊勢丹「法事のお返し(引き物)のマナー」)。
郵送で香典が届いたときは、受け取ったことを伝えるお礼状を添えて、法要が済んでから品物を送ります。
法要のあとに送ると、無事に法要を終えた報告も兼ねられます。書き方は、高島屋の香典返しのお礼状の案内が参考になります(出典:高島屋「香典返しのお礼状」)。
高島屋の香典返しの案内はお供え物も香典と合算して考えるとしており、法事の引き物でも参考になります。
お供えの菓子や果物、線香だけをいただいた場合も、当日来てくれた人には引き物を渡し、欠席した人には法要後に同じ品を届けます。高島屋は香典返しについて、お供え物の金額も香典と合わせて考えるとしています(出典:高島屋「香典返しのマナー」)。
僧侶へのお礼は、表書きを載せた4宗派の公式すべてにある「御布施」と書き、参列者へのお返しとは別に用意します。
ここからは、参列者への引き物とは別の、法要をつとめてくれた寺院・僧侶へのお礼の話です。真宗大谷派は御布施を「仏事を行っていただいたことへの対価ではありません」としています(出典:真宗大谷派「葬儀・法事・お墓」)。
| 宗派・出典 | 表書き | 水引 | 公式に書かれている注意 |
|---|---|---|---|
| 浄土真宗本願寺派 | 御布施 | 記載なし | 「御礼」「御経料」「回向料」はふさわしくない |
| 真宗大谷派 | 御布施・御法礼 | 年忌法要は黒白や黄白。白無地の袋でもよい | 御布施は対価ではない |
| 浄土宗 | 記載なし | 弔事は黒白・双銀 | お布施は報酬ではない |
| 曹洞宗 | 御布施・御法礼 | 記載なし | 地方の慣習は事前に菩提寺に聞く |
| 天台宗 | 御布施・御礼 | 法事・年回は赤水引 | 地域で習慣が変わるので菩提寺に聞く |
| 全葬連 | 御膳料・御車代 | 記載なし | 僧侶が会食に同席しないときに包む |
出典:浄土真宗本願寺派「よくある質問」、真宗大谷派「葬儀・法事・お墓」、浄土宗「よくある質問」、曹洞宗「法事」、天台宗「Q&A」、全日本葬祭業協同組合連合会「お布施」
浄土宗の公式は水引の色だけを書いており、臨済宗(臨黄ネット・妙心寺)、真言宗(智山派・豊山派)、日蓮宗の公式のページには、お礼の表書きの記載が見当たりませんでした。お布施の袋の書き方の細部はお布施の書き方ガイド、金額の考え方は一周忌のお布施のマナー、渡すタイミングと渡し方は一周忌のお布施の渡し方で説明しています。
「御礼」は天台宗の公式が挙げる一方、浄土真宗本願寺派はふさわしくないとしており、宗派で扱いが分かれます。
本願寺派は、僧侶に渡す金封について「「御礼」「御経料」「回向料」などは趣旨から言って、ふさわしくありません」としています(出典:浄土真宗本願寺派「よくある質問」)。天台宗は、法事・年回に来てもらった僧侶への御礼を赤水引で「御布施、御礼」としています(出典:天台宗「Q&A」)。水引の色も、天台宗の赤と真宗大谷派の黒白・黄白で正反対です。迷うときは、表書きを載せた4宗派の公式すべてにある「御布施」と書き、水引の色は寺院に確かめます。
全葬連は、僧侶が会食に同席しない場合に「御膳料」と「御車代」を包むと案内しています。
デジタル大辞泉は車代を「交通費の名目で支払う若干の謝礼金」と説明しています(出典:コトバンク「車代」)。僧侶が自分で来て会食にも同席するなら御膳料は要らず、施主の家から送迎するなら御車代は省けます。当サイトでは、どちらも御布施とは別の袋に分けておくことをおすすめします。
法事のお返しで迷いやすい6つの場面について、本文で書ききれなかった条件と例外を補ってお答えします。
Q. 香典が3,000円でも、引き物は渡しますか?
A. 渡します。引き物は香典の額にかかわらず、全員に同じ品を渡します。全葬連も、当日返しは香典の金額にかかわらず一律の品を用意するとしています(出典:全日本葬祭業協同組合連合会「香典返し」)。
Q. 「お返しは不要です」と言われたら、引き物も渡さないのですか?
A. 当日の引き物は渡し、後日に追加のお礼を届けるのを控えるのがよい落としどころです。全葬連は香典返しを「必ずしも行わなければならないものではありません」としています(出典:全日本葬祭業協同組合連合会「香典返し」)。香典を辞退する場合の伝え方は、家族葬で香典を辞退するときで説明しています。
Q. 家族だけの法事でも、お返しは要りますか?
A. 同じ家に住む家族には要りません。別の世帯の兄弟姉妹や子の家族が香典を包んできたときは、引き物を用意するか、会食でもてなしてお返しに代えるかを、事前に話し合って決めます。家族だけの法事のお返しを定めた公式の案内はなく、どちらでも失礼にはなりません。身内だけで営む法事の服装は、身内だけの一周忌の服装で説明しています。
Q. 法事のお返しにNGな品はありますか?
A. 宗派の公式や辞書に、避けるべき品を定めた記載はありませんでした。判断の軸は、当日に持ち帰れる重さと大きさか、祝い事を思わせる包装や名前の品でないか、の2つです。三越伊勢丹は五十回忌を祝いとして営む場合は紅白もあり、明確な決まりはないとしているので、弔い上げの法要では家の考えで選べます(出典:三越伊勢丹「法事のお返し(引き物)のマナー」)。
Q. 一周忌で1万円をいただいたら、お返しはいくらにしますか?
A. 一周忌の引き物の金額を決めた統計や決まりはありません。半額の5,000円という考え方は葬儀の香典返しの目安で、法事の引き物の基準ではありません。会食でもてなしたうえで全員と同じ引き物を渡し、親族など特にお世話になった人だけ、法要後1週間〜10日にお礼の品を足すかを考えます。
Q. 法事のお布施や引き物の費用は、相続税で差し引けますか?
A. 差し引けません。国税庁は、相続税の葬式費用に含まれないものとして「香典返しのためにかかった費用」と「初七日など法事のためにかかった費用」を挙げています(出典:国税庁「No.4129 相続税の課税価格の計算上控除する葬式費用」)。一方で、葬儀のときにお寺へ渡した読経料などのお礼は葬式費用に含まれます。(令和8年4月1日現在の法令による国税庁の説明です)
法事のお返しは、当日に全員へ同じ品を渡す引き物が基本で、金額・表書き・水引には地域や出典による幅があります。
葬儀の香典返しの時期は香典返しはいつまでに送る?、お布施の金額の考え方は一周忌のお布施のマナー、法事の日取りは法事はいつやる?で詳しく説明しています。